50代女性の肌のたるみ対策の3つのポイントとは?
50代女性の肌のたるみなど加齢に伴う変化は、誰にでも生じるものです。すでにお悩みの方も、見た目年齢を巻き戻すことは可能です。そこで、肌のたるみ対策における3つのポイントを紹介します。
50代からはUV-Aダメージに注意!
ひと言で「紫外線」といっても、肌に届くUV(紫外線)には、UV-A(紫外線A波)とUV-B(紫外線B波)の2種類があり、それぞれ肌に与えるダメージが異なります。
とりわけ50代の肌のたるみを加速させているのは、UV-Aの方です。一年中屋内にも入り込み、肌の深部(真皮)にまで届いて強いダメージを与えます。しかもUV-Aは、肌表面に炎症を起こすことが少ないため、浴びていることに気づきにくいのがやっかいなところです。
このように年齢肌に対抗して、肌の若返りを図るには、UV-Aの特徴をまずしっかり把握することが大切です。UVブロックの日焼け止めクリームなどで、毎日きちんとした対策をしましょう。
肌の老化を防ぐ抗酸化成分を摂る
50代の年齢肌対策では、肌の奥の土台、つまり体の内側から若返りを目指すことが大切です。肌のダメージを最小限に抑えるために、積極的に摂ってほしいのが、UV-Aによって肌の奥深くに生じる「活性酸素」の働きを抑え、酸化を防ぐ抗酸化成分です。
例えば、トマトやなす、にんじんやベリー類などの濃い色の野菜や果物です。カラフルな野菜や果物には、βーカロテンやポリフェノールなど抗酸化成分が豊富に含まれています。他には鮭やぶり、まぐろなどの魚もおすすめです。
その中でもイチ押しは、抗酸化成分アスタキサンチンを含む鮭です。また魚のDHA・EPAは血糖値対策にも効果的です。紫外線を浴びてしまったと思ったときだけでなく、曇りの日や一日中室内にいた日も、日常的に摂りましょう。
「糖の摂りすぎ」と「コラーゲン生成」
そして抗酸化成分を摂ることのほかにも、体の老化の原因となる「糖の摂りすぎに気をつけること」が大切です。体内で利用されずに余った糖は、肌の質を低下させてしまいます。これを防ぐためには、急激な血糖値の上昇を起こさない食べ方がポイントです。野菜から先にゆっくり食べたり、糖の吸収を穏やかにする食物繊維や酢(酢酸)を意識して摂りましょう。
さらに「コラーゲン生成と新陳代謝を促す」ことも、50代の肌年齢対策には欠かせません。肌の真皮にあるコラーゲンは加齢とともに減少するだけでなく、紫外線によって酸化や破壊が進み、質が低下します。コラーゲンの生成を促進するビタミンCやコラーゲンの材料となるたんぱく質を積極的
に摂りましょう。特にビタミンCは水溶性なので、こまめに摂るのがコツですよ。
たるみは、至る所の老化につながっていく…
顔の皮膚は他の体の皮膚とは少し構造が異なるので、老化が早く、たるみやしわ、毛穴が他の肌のたるみよりも 気になってくるのが早いんです(>_<)
そして、顔のたるみはいろんな箇所の肌のたるみと繋がってきます。
なんだか顔が長くなってきた!?と感じたら、それは顎(アゴ)のたるみのせいなのですが、どうして顎がたるんでくるかというと、頬のたるみが原因なんです。頬のたるみが起きてくると皮膚が顎まで下がってしまうからです。二重顎にもなる原因ですね。フェイスラインがぼやけてくるのも このせいです。
頬がたるむと鼻もたるみます。えーーっ何それ!?てカンジですが、鼻がたるむとどうなるかと言うと、小鼻が広がって鼻の穴が広がります。実はこの鼻のたるみが、顔の中で一番遅く始まるたるみ現象なんです。つまり、鼻のたるみが始まった時点で顔全体のたるみが進んでいる、ということになります。
自分ではなかなか気づきにくいかもしれませんが、鼻の穴が広がると顔全体がたるんで見えてしまうので要注意ですよ。鼻や鼻周りの筋肉を意識的に刺激することが、鼻のたるみの予防には大切な事となります。
おでこ(額)だって引力で下がってきます。その下がった皮膚(たるみ)が目の上に被さることで、目が小さくなったような、あるいは細くなったような感じになってしまうのです。
あと、年を重ねると唇が薄くなったり、唇に縦じわが出てきたりしますよね。この原因も口周りの筋肉の劣化はもちろんですが、皮膚のたるみも関係しているんです。。。
唇は肌よりも紫外線のダメージを受けやすいです。紫外線は真皮のコラーゲンを破壊してしまうので、唇のシワ、くすみに影響してきます。なので肌だけの紫外線対策ではなく、唇もしっかり行っておきましょう。
そして、
この顔のたるみは顔の中で留まらず、体のシルエットまでもおばちゃんっぽくしてしまうんです。たるんだ皮膚が顔の下にも横にも広がるので、顔周りが大きくなりそれにより首が短く見えてしまったり‥。
加齢とともに首、肩周りが丸っぽくなってきますよね。これは肌のたるみとも関係しているからです。首や背中あたりの筋肉って、特に顔のたるみに直結しているんですよ。筋肉や皮膚は全~部繋がっています。なので姿勢の悪さも実は顔のたるみの原因となってきます。
まだ50代なのに、おばあさんのような見た目になるには早すぎますよね。今すぐリフトアップしたいものです(^-^;
そんなリフトアップの方法と、ほうれい線をケアするツボを、はり師の先生が教えてくれてます。
50代からのたるみ肌用の化粧品選びに気をつけたいこと
そして、コラーゲンなどの肌のハリ成分の生成量と、肌の水分量をできる限り保つためには、内側から栄養素を摂り入れていくだけではなく、外側からも美容液などの化粧品で栄養を補うのがやっぱり効果的です。
50代からのたるみ肌用の化粧品選びに気をつけたいことは、できるだけ「無添加」であること。何故なら添加物が肌を刺激してたるみを加速させる恐れがあるからです。
ですが完全無添加のものは探すのがなかなか難しいし、高価になってしまうので悩ましいかと思います。
とりあえず、シミや肌の老化を加速する物質(パラベン、石油系合成界面活性剤、合成着色料系のタール色素など)は最低限、避けたい添加物です。
50代女性がエイジングケアで知っておきたい3つのポイント
加齢とともにシミやシワ、たるみなど気になりますよね。「もう、50代だから仕方ない」とあきらめてはいませんか。そこで50代女性が知っておきたい、エイジングケアのポイントを3つ紹介します。
紫外線対策を万全にして、たるみ肌の進行をブロック
「紫外線対策はしっかりしているのに、どうしてエイジングケアが上手くいかないのだろう」とお悩みの方、外出時だけしか対策を行っていないのではないでしょうか。実は加齢による自然老化より、もっと怖いのが紫外線による光老化なのです。
光老化から肌を守るためには、外出時はもちろんですが、家の中にいるときも、日焼け止めを塗ることが効果的な防御策です。紫外線の中でも波長が長いUV-A波は、雲や窓ガラスもなんなく通り抜けるため、1日屋内にいて浴びる紫外線の量は真夏のビーチで10分間過ごすのと同じくらいになることもあります。
また身近なものでは、スマホやパソコンなどの液晶画面から出るブルーライトも、紫外線に近い性質を帯びていると、問題視されるようになっています。日頃からきちんと紫外線対策を行っておくことが、正しいエイジングケアにつながっていきます。
水分を長く保持するゲルでうるおい補給
体重当たりの体内水分量は、新生児のときの80%をピークに、50代女性では50~55%と、年齢を重ねるごとに確実に減っていくことが分かっています。肌の水分量もそれと同様です。肌のうるおいが蓄えられていると、単に肌表面がしっとりするだけでなく、バリア機能が強化され、肌に弾力が生まれたり、肌の内側から輝くような透明感が出るなど、肌の質感まで変わっていきます。
そこで注目したいのが「ゲル」という形状タイプのエイジングケア商品です。ゲルは、大量の水分を抱え込みながら肌に素早く浸透し、そのうるおいを長時間、キープする特性があります。その日の肌状態に合わせて、ゲルパックなどのスペシャルケアをプラスして、肌を整えましょう。
体内外から与える高濃度ビタミンC
昔からビタミンCは美肌に効果的!と言われていますよね。ビタミンCには、シミの元となるメラニンの生成を抑え、黒色化したメラニンを無色化する還元作用があり、美白ケアには欠かせません。さらに、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンの生成にもビタミンCが大きく関与しており、50代のエイジングケアにはとても大切な成分です。
しかし、ビタミンCは本来、水溶性で肌の内部まで届きにくかったり、壊れやすい不安定な成分なので、肌に浸透しやすく開発された「ビタミンC誘導体」や体内に長時間留まるようナノカプセル化した「高吸収型ビタミンC」のサプリメントなど、上手に活用しましょう。