葬式のマナー、挨拶は受付でどうする?焼香のやり方

結婚式などのお祝い事と比較すると、お葬式には挨拶や焼香などの点でけっこう難しいマナーがあるものです。

まさかの時に恥をかかないように基本的なマナーはきちんと押さえておきたいですね。



葬式のマナー、挨拶は受付でどうする?焼香のやり方

挨拶は受付でどうする?

まず、お葬式の会場(お寺など)には必ず定刻前に到着するようにします。
お葬式には遅刻しないようにしてくださいね。僧侶が読経中に入室するのは非常に失礼な行為に当たります。

会場入り口の道が狭く、タクシーで混雑しているような場合もよくありますので
できれば定刻の30分前に到着するように心がけるのがベストです。

到着すると受付がありますので、ここで香典を受付の人に渡します。

その時、香典の表書きが相手が読める向きにし、
「このたびはご愁傷(しゅうしょう)さまです。ご霊前にお供えください。」
と、挨拶するのを忘れないようにします。
受付には芳名帳が置いてありますので、そこに自分の住所と氏名を記入します。

焼香のやり方

焼香のやり方がわからず、お葬式で戸惑ってしまう人は案外多いので、
当日困らないように基本だけだいたい頭に入れておくことをおすすめします。

お香には邪気を祓う効果があります。焼香は死者の冥福を祈るために行うものですから、厳粛に、心を込めて行います。

焼香には順番があり、最初は遺族、そして前の方に座っている人から順番に行いますので、やり方がわからなくて不安な人は最前列には座らない方がいいでしょう。
お葬式では通常、線香ではなく抹香を使用します。

焼香では数珠を房が下に来るようにして左手にかけ、焼香台に進む時に遺族と僧侶に一礼します。焼香台の手前3~4歩のところまで来たら一旦立ち止まり、遺影と仮のお位牌を見つめ、その後焼香台まで進みます。

まず最初に合掌し、抹香を右手の親指と人差し指、中指でつまみ頭を下げて額の辺りに捧げます。続いて抹香を香炉(通常は左側に置いてある)をに静かに落とします。
この動作は宗派によっても異なりますが、1~3回繰り返します。

焼香が済んだら再び合掌し、遺族と僧侶に一礼してから自分の席に戻ります。

自宅で葬儀を行うケースもありますが、
この場合には参列者が焼香台まで歩いて行って焼香をするスペースがないことがほどんですので、香炉や抹香を置いたお盆を遺族から順番に回していく「まわし焼香」が行われます。

参列者は座ったまま焼香することになるわけですが、お盆がまわってきたらまず軽く一礼します。お盆は自分の膝の上かすぐ前の床に置き、立っている時と同じ要領で焼香を済ませ、一礼してから次の人にお盆をまわします。


お香典の金額の相場と香典袋とふくさの話

親戚や友人、知人が亡くなってお葬式に行くとなると、お香典を用意しなければなりません。
お香典の相場は生前どのくらい親しかったかで金額が決まります。
ここでは金額の大体の目安を見ていきましょう。

 

相場の金額

まず、亡くなった人が自分の両親の場合には5万円から10万円が金額の目安です。
ただし、自分が20代の場合には3万円程度でもかまいません。

兄弟あるいは姉妹が亡くなったのであれば3万円から5万円、
叔父か叔母なら1万円から3万円、
祖父母が亡くなった場合には1万円から5万円程度を包みます。

友人や知人、勤め先の同僚の場合は5000円から1万円で問題ありません。

香典袋の書き方

香典は不祝儀袋(香典袋)に入れます。
亡くなった方の家の宗派によって作法が少しずつ違うのですが、亡くなった方の家族に何の宗教かを尋ねるのも何となく不躾な感じです。

「御霊前」と書かれている袋ならどんな宗教にも使えるので無難でしょう。

「御仏前」と書かれている不祝儀袋もありますが、これは四十九日の法要以降に使われるものです。

尚、蓮の花が描かれているものは仏教にしか使えませんので注意が必要です。
神道とわかっている時には「御神前」か「御玉串料」あるいは「御榊料」、
キリスト教であれば「御花料」を使います。

袋を買ってきたら、自分のフルネームを縦書きで表封筒の下部に書きますが、この時、薄墨を使うのが礼儀となっています。薄墨の筆ペンが市販されていますので、これを使用すると便利です。

夫婦で香典を出す場合には二人の連名で、夫が出張の都合などで葬儀に参加できず、妻が代理で出席するのであれば夫のフルネームの左下に「内」と小さめに書くのがしきたりです。

中袋には漢数字で金額を記入します。
会社の同僚数人で香典を出す際には、氏名とそれぞれの金額を明記することもあります。

香典袋に入れるお札は新札は避けます。
新しいお札しか手元にないようであれば、一度折り目を付けてから入れるようにします。

 

香典袋はふくさで包んで
香典袋はお葬式の受付で渡しますが、袋は裸では持っていかず袱紗(ふくさ)に包んでいくのがマナーです。ふくさがないのであれば風呂敷で包んでいってもかまいません。

ふくさはお祝い事にも不祝儀にも使われるものですが、
赤や藤色、桃色、金色などはお祝いの時、
不祝儀では紺色やグリーン、うぐいす色、灰青または灰色と決まっています。

紫色はハレの席にも不祝儀にも両方使えますので、ひとつ用意しておけば重宝しますよ。



葬儀の花代の相場と供花の送り方

供花は亡くなった方の霊を弔うために捧げるお花のことで、「きょうか」と読みます。

さて、

この供花はどんな時に送るかというと、
遺族や親族から捧げられる他、親しい友人が送るケースがほとんどです。

供花はスタンド形式になっているものが多く、祭壇の左右に備える一対のものと一基だけのものとがあります。

親しい人が亡くなったけれど遠くに住んでいて葬儀に出席できない、あるいはちょうど出張とぶつかってしまったというような時にはお香典を郵送するだけではなく、供花も送ると自分の気持ちをより上手に伝えることができます。

花代の相場と供花の種類

花代は7500円から2万円辺りが相場となっています。
宗派によって適したお花が異なってきますので、送る相手の宗派を配慮する必要があります。

たとえば仏教の場合、よく使われるのはやはり菊です。
菊の他にカーネーションや百合なども好んで使われますし、高価な供花を注文した場合には胡蝶蘭などが加えられることもあります。すべて白を基調としてアレンジされます。

神道の場合にも菊や百合が好んで使われます。
もともと神道では榊(さかき)や椥(なぎ)などの常緑樹もよく使われてきました。やはり全体に白い花でまとめたものが無難です。

亡くなった方がキリスト教徒だった場合には、菊はあまり使われません。
スタンド形式で名札を付けた供花もキリスト教では使われず、籠アレンジが多くなります。
教会で葬儀をする場合も供花は教会には送らず、自宅に届けるように手配するのが普通です。



供花の送り方

供花を注文する方法として
・インターネットで注文する
・最寄りの花屋さんで直接頼む
・葬儀を取り仕切っている葬儀社に依頼する
の3つがあります。

インターネットで注文するメリットは出張先の夜中でも依頼ができること、多数の選択肢の中から好きなお店とアレンジを選べることにあります。
しかし、実物を見て頼むわけではないのでごく稀に画面で見たのとはだいぶ違うイメージの花が届いてしまうことがあります。

その点、最寄りの花屋さんなら花を実際に見て選べるので失敗がありません。

葬儀社に頼んだ場合のメリットは、時間がぎりぎりでも間に合わせてくれるということですが、他の供花と似たりよったりで個性が薄いという難点があります。

供花はけっこう場所を取るものですから、お寺ではなく自宅で葬儀をするような場合には遺族にあらかじめ「お花を送りたいのですが…」と打診をした方がいいでしょう。
また、故人が生前に「お花はいらない」と言葉を残すケースもありますので、何しろ確認しておく方が無難です。

 

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