「エイジングケアはいつから始めたらいいのかな。」
「肌のたるみが気になりだしてからエイジングケア?」
「まだ20代だからエイジングケアは早すぎるよね。」
などなど、
老化対策をいつから始めようかと悩んだり考えたりする方は多いと思います。
エイジングケアはいつから始めるべきか?の答えは、
「たった今から」です。
エイジングケアに“早すぎる”ということはありません。
その理由をこれからお話しします。
私は30歳手前だから早すぎる?…なんて考えはなくなりますよ。
お肌の曲がり角って本当は何歳から?
よく言われる“お肌の曲がり角”ですが、一体何歳からかご存知ですか?
25才?
30才??
いいえ、ちがうんです。(>_<)
肌の新陳代謝が最も活発なピークは、なんと20才なんです。「まだまだ若い」と鏡を見て思っていたとしても、表皮の奥の細胞では衰えはとっくに始まっているんです。
ハタチを過ぎると細胞の新陳代謝はドンドン鈍り始め、皮脂膜の形成や皮膚の機能が低下していきます。肌が当たりまえに作り出している天然クリームの量がどんどん減ってくる‥というわけです。このように減少していってしまう皮脂膜や機能の低下を補うために、そして、さまざまな外敵要素から肌を守っていくためにも日頃のお手入れが必要となってきます。
肌の老化防止対策を伸ばしていけばいくほど、大変になってくるのは目に見えますよね。
アンチエイジングは早ければ早いことに こしたことはありません。
思い立った今が始め時です。
健康な素肌の条件7つ
1.潤っている
みずみずしくてかさつきのない肌
2.なめらかである
肌を触るととても柔らかい
3.ハリがある
肌がつやつやと輝いている
4.弾力がある
指で押すと指先が押し戻されるような感じ
5.血行が良い
スムーズに新陳代謝が行われている
6.肌に透明感があり、イキイキとしている
7.くすみや隈(クマ)がない
この条件7つを満たしている肌が健康的な素肌と言われています。
赤ちゃんや幼い子どもの頃は誰もがツヤツヤすべすべピチピチの肌だったのに、大人になった今は素肌の状態に明らかに差が見られます。同年代でも綺麗な素肌の人とそうでない人との差です。しかも年月が経つにつれてその差はドンドン広がっていく始末‥。
このように“肌質”とされる素肌のタイプの違いを作り出しているのは一体なんなのでしょうか!?
その要因とは、残念ながら一概には言えないんです。
私たちの肌は食べている物や睡眠、精神状態、気候など、とにかくあらゆる日常生活の事から毎日影響を受けています。例えば、ちょっと夜更かししただけで翌朝の化粧ノリが悪いとか、チョコレートをついつい食べ過ぎて吹き出物ができてしまったなど、誰もが経験されていることでしょう。
それに、心配事や悩みがあると無意識のうちにそれが表情に表れてしまうことは勿論、シワや肌荒れになったりと急に老け込んでしまったりと肌にとっては大ダメージです。アナタが思っている以上に精神面の肌への影響は大きいのです。
さらに言うと、育った環境でも素肌のタイプは大きく違ってきます。いつも外で真っ黒になって遊んでいた子供時代なのか、それともほとんど室内で過ごしてきた文学少女だったのか。思春期の頃はニキビが花が咲くようにできてしまっていたのか、運動部でいつも汗を流す青春時代を送っていたのか。
とくに若いころ、紫外線を大量に浴びる生活を送っていて、皮膚細胞に多量のストレスを肌に与えてしまっていたのなら、その後は歳を重ねるに従って老化の進みが格段に速いのは歴然とした事実だと言われています。
逆に若いうちから紫外線対策やスキンケアときちんと行っていれば、肌の老化の進行をゆっくりさせることが可能とされています。
エイジングケアに外せない成分とは?
エイジングケアに、これだけは欠かすことができない!という成分です。
セラミド
セラミドは肌に潤いを与えてくれるので、カサカサ肌や乾燥&水分不足によって出きてしまったシワを修復してくれます。水分保持の機能が高く、肌のバリア機能を助ける働きもあります。
セラミドは10種類以上ありますが、化粧品に使われているのは大体4種類に分けられています。その中でも「セラミド2」「セラミド3」などのヒト型セラミドが安全性が高く、また、人の肌にあるセラミドとほぼ同じ構造をしているために、浸透力や保湿力も高いです。
ヒアルロン酸
水分とバリア機能を高めてくれるヒアルロン酸は、肌表面を乾燥から守るという重要な役割を担っています。肌の基本ベースであるコラーゲン繊維に水分を与えるヒアルロン酸は、角質層の水分を抱え込むようにして保ち、水分の蒸発を防いでくれています。
そのため乾燥による小ジワを防いだり、バリア機能の向上も期待できます。体外から摂り入れたヒアルロン酸の滞在時間は長くはなく、すぐに排出されてしまうので、こまめに摂り入れるのが良いでしょう。摂取する時は一緒にコラーゲンやエラスチン、ビタミンCやBと摂ると高い効果が期待できます。
コラーゲン
真皮の約70~90%を占めているコラーゲンは、肌にハリや弾力を与えてくれ、潤いを保ってくれます。化粧品に配合されているコラーゲンは真皮層まで浸透することはないですが、肌に膜をはってくれるので、肌の表面を保湿し、乾燥から守る効果があります。
より深く浸透する可能性を持つ「低分子コラーゲン」については下記記事をご覧ください。
https://mameinfo.com/collagen-tarumi/
肌の老化が早まる原因と対策
老化していくことは誰もが避けられないことですが、加速はしたくないですよね(;-_-)
老化を早める原因を知って、できる限り対策していきましょう。
酸化
生きている限り酸素をとり続けている私たちですが、この酸素には鉄をサビつかせボロボロにしてしまうほどの酸化作用を持っています。酸素は体中のエネルギー代謝に利用されますが、その代謝の過程で一部の酸素が「活性酸素」に変化します。この活性酸素というのは、酸素よりも強力な酸化作用を持ち、さらに毒性が強まったものをいいます。
これが細胞を傷つけたり、死滅させることにより、老化が進んでいくという事が分かっています。
その原因となる過度の運動や逆に運動不足、そして偏った食事、喫煙などの不健康な生活習慣などを改め、活性酸素を極力減らした生活をしていきたいものです。
乾燥
肌が乾燥している状態とは、角質層の水分量や皮膚の分泌が減少し、凹凸の角質層となってスカスカの状態のことです。そんな水分を失った肌は細胞が衰えていき、肌の硬化を引き起こしてたるみへと繋がっていきます。
そして、硬くゴワゴワになった肌は、ザラつきやくすみが出てくるので透明感を失います。さらに弾力がなくなり、たるみやシワが目立つ老化肌へ一直線です。バリア機能も低下しているので肌荒れや敏感肌も引き起こす原因となります。
体外(化粧品)・体内(食事やサプリ)と両方からの保湿と、乾燥の原因となっている生活習慣の見直しが大切になってきます。
紫外線
肌は、肌細胞に大きなダメージを与える紫外線から皮膚を守るために、皮膚の色を濃くしたり厚くしたりします。これが「光老化」と呼ばれているもので、深いシワやシミ、くすみ、ザラつきなどの原因となっています。
UV-A、UV-B、UV-Cと、紫外線には3種類ありますが、光老化を引き起こすとされているのが真皮層まで届くUV-Aです。表皮のメラニン細胞を活性化するUV-Bも、日焼けを起こすため、くすみの原因となります。
紫外線は肌のハリを保つのに必要なコラーゲンとエラスチンを破壊してしまうため弾力がなくなってしまい、その結果たるみやシワが現れてしまいます。
紫外線(肌老化)から肌を守るには、徹底した紫外線対策が必須です。日焼け止めはSPFなど高い数値のものが良いわけではありません。その時に応じた適切なSPFの日焼け止めで塗り直しをこまめにすることが重要となります。紫外線対策は1年中行ってくださいね。年中無休で降り注いでいます。UV-Aは雲もガラスも通過するので、曇りの日や家の中も注意が必要です。
糖化
肌の糖化とは、「コゲ」みたいなモノで、肌を黄色く暗くした色にしてしまいます。「メイラード反応」とも呼ばれています。コラーゲンやエラスチンなどの皮膚のタンパク質と、食べ物の糖分(グルコース)がくっついて「AGEs」という劣化したタンパク質が作られます。
このAGEsは体内で分解されず、蓄積されるので、コラーゲン同士が固まることによってハリ弾力が失われ、ターンオーバーも低下させるので、くすみが出てきたりして老化肌になっていきます。
動物性脂肪食品の摂り過ぎや、人口甘味料を使った食品には注意してください。また、食事の順番も気をつけましょう。糖が沢山含まれる炭水化物などは、最初に食べると血糖値が上がりやすく、AGEsが発生しやすくなります。糖質はカラダを動かすための大事なエネルギー源ですので、糖化は食べ方に注意して抑制していきましょう。
睡眠不足
研究では、睡眠不足により、皮膚の細胞の染色体が不均等になり、肌の弾力性が失われることが確かめられています。カリフォルニア大学ロサンゼル校の研究チームによると、たった一晩の睡眠不足でも、生物学的老化を促進するといいます。一晩の睡眠不足によって、細胞が分裂し新たな細胞を産生するまでを示す細胞サイクルが阻害され、細胞の損傷が増えることが明らかになり、細胞の老化が促されることが判明しました。
イギリスの寝具メーカーBensons for Beds社の研究でも、
理想的な1日の睡眠時間といわれる7~8時間を下回る時間しか寝ていない女性は、早く寝るようにした場合と比べて、シワやシミが増え、毛穴が開く傾向があることが明らかになった。https://www.huffingtonpost.jp/2015/05/20/alarming-effect-sleep-deprivation-has-on-your-skin_n_7339778.html
と出ています。
睡眠不足は肌だけではなく、病気のリスクにも繋がってきます。睡眠は7~8時間とるようにしましょう。
ストレス
慢性ストレスで活性酸素が増加し、肌老化を進めてしまうことがマウスの実験で判明されています。この実験で、真皮のI型コラーゲンが減り、シワが増えたと報告されています。
「肌は心の状態を映す鏡」と言われるほど、ストレスの影響を受けやすいんですね。ストレス発散も心がけなければいけません。
生活習慣や食生活の見直しは、ホントに大切なことだと私自身やっと分かってきました(^^;)
基本の基本をまずは正していかなければいけませんね。
この他にも、正しい洗顔やクレンジングを行ったり、自分の肌に合った基礎化粧品で肌の手入れをすることも大切になってきます。