正しいクレンジングでたるみ対策&メイクを崩さない肌作り!オイルと界面活性剤の話

クレンジングは基礎化粧の基本となります。「スキンケアの中で一番大事なのはクレンジング」だと美容家の佐伯チズさんも言っておられました。クレンジングと洗顔は毎日行うものなので、正しくないやり方をずっと続けていると乾燥肌や敏感肌を招きたるみなどの老化肌と化する恐れがあります。

洗顔の前に、まずはその日のメイクを毛穴の奥からきちんと落とすことからスタートです。基礎化粧においてクレンジングが最も大切なこととなりますので、どんなにメンドクサイと思っても疲れていても化粧をしたままでいてはダメですよ。ストレスが肌にかかっているのですから。たるみ等の老け顔が完成されてしまいますよ…。

さらにメイク汚れが肌に残っていると、アンチエイジング等の基礎化粧品の効果効能がしっかり働いてくれないことになります。明るい健やかな素肌でいるためにもクレンジングを正しいやり方できちんとやっていきましょう。

正しいクレンジング方法とは

クレンジング剤には洗い流すタイプとコットンなどでふき取るタイプのものがありますが、ふき取るタイプのものは肌をこすってしまうため負担がかかってしまうのでオススメはしません。

まず、アイメークを落としていきましょう。目もと専用のリムーバーを使用するなどして完全にメイクを取り去ってください。きちんと落ちていないと黒ずみの原因ともなる色素沈着を起こしかねません。

続いて顔全体のクレンジングですが、ていねいに、メイク汚れを浮かびあがらせるようにゆっくりと行っていってください。肌との摩擦を極力さけるためにもクレンジング剤の量はケチらないでしっかり使ってくださいね。

リンパに沿って手を動かしながらクレンジングすると良いです。

 

マッサージではありませんので長い時間やり続けないようにしてください。

きちんとクレンジングをしていれば洗顔の必要はないと思っている方もいるかもしれませんが、クレンジングはあくまでも化粧落としのために行うものになるので、洗顔はきちんと別で行ってください。毛穴の奥のメイク汚れは落とせても皮脂汚れまではしっかり落としきれていないのです。

クレンジングもそうですが、洗顔も基礎化粧の大事な工程のひとつなので“クレンジングしてから洗顔”とセットで行ってくださいね。

クレンジングオイルとは

メイク汚れの落ちが一番いいと言われているのがオイルタイプのクレンジング剤です。メイク汚れは油汚れになるのでオイルタイプの方がその他のものより簡単で効率よく落とすことが出来るのです。

オイルなのにクレンジング後の肌がベタベタしなのは界面活性剤がたくさん入っているからです。汚れをオイルで浮かせた後は界面活性剤が水と混ざって肌の上で浮くので さっぱりとした洗い心地を感じることができるのです。

クレンジングオイルの界面活性剤

さて、このクレンジングオイルの界面活性剤ですが、水と油を混ざりやすくするように入れられていますが肌に悪いものだと認識されていますよね。クレンジングの場合ですと水と油で例えられていますが、異質物質同士が接触し合う面を界面と呼んでいます。

そんな界面活性剤が多く入っているオイルクレンジング剤は、油を落とす力がとても強いため使い過ぎると肌に必要な油分まで落としてしまう事態になりがちです。油分(皮脂)だけでななく肌に必要な常在菌までも落としてしまいます。

さらに質の悪い界面活性剤だと湿疹など肌トラブルを起こしやすくなります。科学的に合成された界面活性剤を合成界面活性剤といいますが、これは肌の表面を破壊してしまうため明らかに肌に悪影響を及ぼすとされています。しかも肌だけではなく、それ以外での悪影響(例えば大気汚染など)も起こすという事実も報告されています。

クレンジングオイルを使う場合は成分表をしっかり確認することを忘れないでください。そしてできるだけ良質のオイルを選んでくださいね。

今は界面活性剤が含まれていない天然成分のクレンジングオイルもあります。肌が弱い敏感肌の方や老化肌の方は、そちらを一番におススメしたいです。

ですが、やはり天然成分ですので天然成分のみでできたメイクでしたら問題なく落ちますが、ケミカルのファンデやマスカラなどは落ちにくいかと思います。ケミカルのメイクをされている場合は下記を参考にされてみてください。

クレンジング剤・界面活性剤の含有量

  • オイルクレンジング …約20~40%
  • クリームクレンジング…約10~20%
  • ミルククレンジング …約5~15%
  • ジェルクレンジング …約5~10%

クレンジング剤は界面活性剤の少ないミルクタイプ、もしくはクリームタイプがおすすめです。

ジェルタイプは汚れ落ちがイマイチなのと、伸びがあまりよくないので肌をこすってしまうか、それが嫌で量を増やすとすぐなくなったりして不経済だと個人的には感じたのであまりオススメはしません。

ミルククレンジングの使い方と、オイルクレンジングを乳化して肌の負担を減らすやり方も今一度チェックされてみてください。

メイクを崩さない肌作り

メイクは皮脂が浮き出てくると崩れてきます。そんなメイク直しに時間がかかると悩んでいる方は沢山おられます。季節や環境にもよりますが、乾燥のひどい季節ですとメイク馴染みは悪く肌トラブルも多発しますし、逆に湿気の多い季節でも崩れやすくなります。

このような悩みは毎朝の肌ケアを変えるだけでメイクが崩れにくくなる肌に改善することができます。

まず、朝の洗顔はきちんと行います。夜の間に出た皮脂や汗などきれいに洗い流しましょう。その後しっかりと水分補給をします。気になる部分は重ね付けやラップパックをすると良いでしょう。最後にクリーム等油分で蓋をします。余分な油分はティッシュで軽く押さえて吸い取ってください。

これだけでも肌質が変わってくるのが分かると思います。夜はミルククレンジングなどできちんとメイクを落とし、洗顔もしっかり行ってください。

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