都内で一番有名な花火大会といえば、、、
やっぱり隅田川花火大会ですよね。
毎年テレビ東京でテレビ中継されるくらい人気の花火大会です。
東京で一番有名な花火大会と「たまや~かぎや~」掛け声の由来
日本の花火大会のルーツ
隅田川花火大会は、日本で初めて行われた歴史ある花火大会です。
そのルーツは今から280年以上昔、1733年、徳川吉宗の時代にまでさかのぼります。
きっかけは、花火大会の前年、1732年に享保の大飢饉に端を発します。
この年は冷夏で、西日本各地が凶作に見舞われました。
餓死者が12,000人(一説によれば97万人近くとも言われる)にも上る、すさまじい被害を出したのだそうです。
さらに、年が明けて1733年の正月、
飢饉によって米の価格が急騰し、貧困にあえいだ江戸町民によって、米問屋の高間伝兵衛宅が襲撃される享保の打ちこわしが行なわれました。
そんな背景のもと、
時の将軍、徳川吉宗が大飢饉で亡くなった人々の魂を弔うため、両国橋たもとで水神祭を執り行い、その余興として花火をあげたというのが隅田川花火大会のルーツなんです。
「たまや」と「かぎや」
花火大会の掛け声といえば「たまや~かぎや~」ですよね。
この掛け声の発祥も隅田川花火大会です。
最初の隅田川花火大会を担当したのは、日本橋横山町の6代目鍵屋弥兵衛という有名な花火師でした。その後、隅田川花火大会は年々規模が大きくなっていきます。
時は流れ、1808年、鍵屋の番頭静七がのれん分けを許され、両国吉川町で玉屋市兵衛と名乗ります。
こうして江戸の二大花火師「鍵屋」と「玉屋」ができあがりました。
年に一度の花火大会では、隅田川の上流を玉屋が、下流を鍵屋が担当して二大花火師が技を競いました。
江戸市民たちはこぞって「玉屋~」「鍵屋~」と声援を送ります。
これが、現代まで残る「たまや~」「かぎや~」という掛け声の由来です。
現代の隅田川花火大会
隅田川花火大会は、毎年7月の第四土曜日に開催されます。
打ち上げは、江戸時代と同じように2カ所に分けて行われます。
第一会場では約1万350発、第二会場では約1万1650発が上がります。
第一会場では花火コンクールが行なわれ、有名花火職人たちの技を堪能できます。
第二会場では創作花火やスターマイン(速射連発花火)を楽しむことができます。
毎年、100万人近い人出があるので、観賞するなら事前に下調べが必要です。
オススメは屋形船やヘリコプターからの鑑賞。
公式サイトで事前にプログラムを入手しておくと、より楽しめます。
ゆっくり見たいなら、
花火の見えるレストランやホテルを事前予約しておくという手もありますね。
女性にオススメ!一度は行きたい全国の有名夏祭り
暑い夏をさらに熱く盛り上げる
日本各地の有名な夏祭りをご紹介します。
祇園祭-京都府
日本三大祭りの一つ、京都の夏の風物詩「祇園祭」がオススメです。
日本らしいお祭りなので、海外からの観光客からも人気の夏祭りです。
祇園祭は京都八坂神社の祭礼。
9世紀から続いている伝統あるお祭りなので、日本人としてぜひ一度は行ってみたいですね。
7月1日~7月31日までの1ヶ月間にわたってさまざまな神事が続きます。
もちろん、祭りのハイライトである山鉾巡行は見逃せません。
仙台七夕まつり-宮城県
伊達政宗公の時代から続く伝統ある夏祭りです。
旧暦の七夕にあたる8月に開催されます。
美しく豪華絢爛な七夕飾りは一見の価値あり。
笹飾りを鑑賞したあとは、ステージイベント、ナイトイベント、東北のグルメ、七夕花火大会などを楽しんで。
仙台城跡で行われるナイトイベントでは、仙台の夜景をバックに、鎧をまとった伊達武将隊による演武が見られます。
歴女もそうでない人も楽しめますよ。
阿波おどり-徳島県
400年もの歴史を持つ阿波おどり。
日本三大盆踊りの一つです。
徳島の阿波おどりは、徳島県の人口が約26万人しかいないのに対して、祭りの時期には約135万人もの人が集まる大規模なお祭りです。
夏まつり期間中は、街全体にお囃子と
「えらいやっちゃえらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ…」というお馴染みの掛け声が響きます。
華やかな女踊りと力強い男踊り、元気な子供踊りがあり、申し込みをすれば参加できます。
郡上踊り-岐阜県
阿波おどりと並ぶ、日本三大盆踊り祭りの一つです。
420年もの歴史ある夏祭りです。
7月上旬~9月上旬まで、32夜という長い期間続くお祭りですが、祭りの最中の4日間だけは徹夜で踊りあかします。
地元の人たちだけでなく、誰でも参加できるお祭りです。
参加自由、抜けるのも自由。
服装に決まりもありませんから、参加者がおもいおもいに楽しめます。
振り付けは簡単なので、周りを見ながらマネしてみましょう。
浅草サンバカーニバル-東京都
日本伝統の夏祭りもいいけれど、
おもいっきりはじけたいなら、浅草サンバカーニバルがオススメです。
昭和56年に開始されたこの夏祭りは、毎年約50万人もの人でにぎわいます。
街を練り歩くサンバチームはそれぞれに衣装や踊りに趣向を凝らしています。
コンテストもかねているので、ダンサーたちは真剣そのもの。
熱いサンバのリズムを楽しみましょう♪