保険が使える禁煙外来の条件など

禁煙外来を初めて利用する際に保険が使えるのかどうか気になるところですよね。残念ながら禁煙外来を行っている医療機関すべてに保険が使えるということはありません。禁煙外来で保険を使おうと思っている方は、事前に医療機関に問い合わせておくのがいいでしょう。

そもそも何故、保険が適応される所とされない所があるのでしょうか。それは禁煙の治療を保険適用で医療機関が行う場合は、厚生労働省が定めている医療機関の施設基準をクリアしていないといけないからです。保険適応で禁煙外来のある医療機関を探す場合は、禁煙外来専門の病院検索サイトなんかを活用すると便利ですよ。

 

保険が使えると禁煙外来はいくらで利用できるのでしょうか?

健康保険が適用されている病院で禁煙外来を受けると、支払い費用は10,000~20,000万ぐらいになります。禁煙治療薬および禁煙補助薬の種類で多少変わってくるとは思いますが、それでも負担は3割で済みます。

禁煙補助薬で保険が適用されるもの

保険が適用される禁煙補助薬についてですが、2種類あります。それはニコチンパッチとチャンピックスです。ニコチンパッチは貼り薬でニコチンを含んでいるもので、チャンピックスは錠剤タイプの飲み薬でニコチンを含まないものです。同時に2種類使う治療ももちろん保険が適用されます。病院ではニコチンガムも処方してもらえますが、こちらは保険が適用されませんので覚えておいてください。

保険を使って禁煙外来の治療を受けることができる条件とは

健康保険を使って禁煙外来を受けようとしても、4つ+1つの条件を満たしていなければ保険は適用されません。保険が禁煙治療に適用されるという“4つ+1つの条件”について解説していきたいと思います。

①ニコチン依存症の判定テストが5点以上
テストは全部で10問です。内容は6つの構成で「自己制御困難」「失敗体験」「渇望や離脱症状」「有害体験をしながらの使用継続」「依存の自覚」「たばこ中心の生活」となっています。1つ1点で、5点以上でニコチン依存症とされます。

②ブリンクマン指数が200以上(2016年4月より35歳未満にはこの条件がなくなりました)
健康と禁煙の関係を示す指数のことをブリンクマン指数と呼びますが、このブリンクマン指数が200以上であることが条件となります。計算式はコチラ↓
1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数=200以上
ブリンクマン指数が低い数値であると、ニコチン依存症ではないと診なされます。

③1ヵ月以内に禁煙を始めたいと思っている
意志の確認です。

④禁煙治療を受けることに文書で同意
口頭で「禁煙をすぐ開始したい」と言う意志の確認だけではなく、文書での合意も必要となります。記載する事項は、「禁煙開始日」「禁煙宣言書の作成日」「禁煙実行者のサイン」となります。サインは他に「医師のサイン」と「支援者のサイン(家族、同僚などの身近な人)」も併記されます。

上記の4つの条件をクリアすれば、保険適用が禁煙治療で認められるのですが、それでも保険が適用されない場合があります。それが5つ目の条件です。

⑤前回の禁煙外来初診日から1年経過していること
要するに、禁煙治療に失敗したことがあるが、またすぐに治療を始めたい場合には保険が適用されないということです。保険適用で再び禁煙外来を受けたいのであれば、前回の治療の初診日から1年経過しなければ保険が使えません。今すぐにどうしても再開したいのであれば保険はあきらめ自費で受けるしかありません。

以上、5つの条件をすべて満たしていないと健康保険は使えません。

 

禁煙のコツ

禁煙って難しいイメージがありますよね。ま、実際難しいのですが(苦笑)。始めるのは簡単だと思います。さぁ禁煙しよう!って始めればいいだけですので。ただ“継続”が難しいんです。禁煙を失敗している方って少なくないと思いますが‥、どうでしょうか。禁煙に成功した方たちは、やはりなにかコツを掴んでいるのでしょうか?さて、今回はそんな続けることが困難な禁煙のコツについて綴っていきたいと思います。

禁煙のコツとして、誰かからの応援のパワーをもらうのがとても効果的だと言われてます。そう、褒めてもらうのです。順調に禁煙を続けている時に褒めてもらうと、心理学的にはその誉め言葉が脳内にドーパミンを放出させてくれるので、禁煙へのやる気が上がるのだそうです。

周りに褒めてくれる人がいない状況の場合には、禁煙外来を活用してください。医師や看護師さんが頑張っているアナタをしっかり褒めてくれます^^

禁煙外来を利用することは、それだけのメリットではありません。ニコチンパッチやチャンピックスなど禁煙治療薬や禁煙補助薬を医師の指導のもとで服用したりもできるので、禁断症状がより軽減され禁煙成功へと導いてくれます。

禁煙は禁断症状との戦いになりますので、依存度が強い方はニコチンパッチやニコチンガムなどの禁煙補助薬を使用していくのが禁煙成功のコツにもなりますね。ニコチン成分が含まれていないザイバンやチャンピックスの飲み薬もありますので、しっかり活用して頑張って禁煙していってもらいたいと思います。通販を利用する場合には悪徳サイトには十分気をつけてください。

禁煙外来を利用するのであれば、習慣依存に対して指導もしてもらえます。習慣依存とは、
同じ時間だったり、同じ場所でタバコを吸う習慣があったり、手もちぶさたの時やいつも一緒に吸っていた人といる時など、タバコを吸っていないとツライと感じる、といった状態です。禁煙外来に通うということは、習慣依存も減らせる訓練期間にもなります。

スムーズに禁煙を成功させるコツは、やはり禁煙外来に通うこと、ですね。手っ取り早いです。禁煙成功のランキングにも上位に位置しています。

禁煙治療に健康保険が使えるかどうかは、医療機関によって違いますので問い合わせなどで事前に確認するのが良いでしょう。※禁煙外来とは診療所や総合病院にある禁煙治療の専門外来のことです。

禁煙外来に通うまでもない方は、禁煙補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズを取り入れてやっていくことが禁煙のコツとなります。自分だけの意志より随分楽になるからです。禁煙グッズのランキングも紹介できたらなと思っています。ランキングはあくまで参考までにです。要は自分に合っていて禁煙に成功できればなんでも良いので!

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