妊娠するための大事な栄養素7つ

赤ちゃんが欲しい!

そう思った時に、
アナタはまず何を始めようとしますか?

「産婦人科デビューするかな。」

「排卵日を知るために、まずは基礎体温を毎朝計ろうかしら。」

どちらも大切な行動です。

が、
まずは ‘食べ物’ を見直すことをしてほしいです。

よく考えてみてください。
私たち自身も、赤ちゃんが育つ部屋や環境も、
そして、赤ちゃんそのものも
食べ物(栄養)があっての存在です。

そんなこと意識せず日々送っていますが
私たちの体を形づくっているのは、
間違いなく食べ物から得ている栄養なのです。

見た目がどんなに健康そうでも、
食生活が悪いと妊娠できないことがあります。

そして、妊娠前だけの話ではなく、妊娠中や出産後も
栄養管理を続けることで、マタニティライフや
育児ライフを快適に送ることができます。

実際にそのような生活を送っている方は、
栄養管理に気をつけている方が多いです。

赤ちゃんが今すぐ欲しいと思っている方、
これから産みたいと思っている方は、
自分の体と、そして赤ちゃんの体に必要な栄養を
摂ることを ぜひ意識してみてくださいね。

実は、ですね、、、

日々の生活を送るためにとる栄養と、
赤ちゃんを育むために必要な栄養
一緒ではないんです。

ということで、
「妊娠するための大事な栄養素7つ」
以下に挙げますので、参考にしてみてください。

 

たんぱく質
まず、妊娠体質を作るために欠かせないのが、
たんぱく質です。

皮膚や髪の毛、爪にはじまり、骨や血管、
内臓にいたるまで、私たちの体を作っている
材料ともいうべき存在です。

また、たんぱく質は
酵素やホルモンなども作ります。

1日に摂りたい目安は、体重1kg当たり
妊娠前の人で1~1.5g、
妊娠中の人で1.5~2gです。

体重50kgの人の場合、妊娠前で50~75g、
妊娠中で75~100g必要となります。

さらに授乳中は、
母乳にたんぱく質を11gほど分泌するため、
その分をプラスして摂取するとよいです。


たんぱく質についで大切なのが鉄です。

鉄は粘膜をつくる材料になります。

粘膜はクッションの役割をするので、
赤ちゃんにとって居心地のいいベッドを
作る働きをしてくれます。

逆に、鉄欠乏の為きちんと粘膜が作られないと
硬くて寝心地の悪いベッドになってしまいます。

赤ちゃんがいつやって来てもいいように、
鉄はきちんと摂っておきましょう。

女性は、毎月月経で一定量の鉄を消耗してしまうので、
男性以上に鉄が必要です。

必要量としては、妊娠前であれば1日2mgで、
妊娠中の女性の場合は、最低でも1日4mgは
必要です。

亜鉛
「粉ミルクより母乳がいい」というのは
ご存知かと思いますが、その理由というのは
母乳に含まれている栄養分にあります。

特に、出産後数日の間に出る初乳には、
赤ちゃんに必要な栄養がたくさん入っています。

中でも亜鉛は、初乳の中に、
出産後3ヶ月過ぎた母乳の、なんと8倍もの量が
含まれています。

亜鉛はそれだけ赤ちゃんの成長に必要なもの
なのです。

亜鉛の吸収は、おなかの中から始まっています。
この時に、お母さんの体が亜鉛欠乏だった場合、
赤ちゃんも亜鉛欠乏になってしまいます。

粘膜をつくるためにも亜鉛は必要なので
妊娠前から積極的に摂るようにしましょう。

ビタミンB群
ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、
パントテン酸、葉酸、ビオチンをまとめて
ビタミンB群といいます。

その中でも、妊娠に関わる栄養として重要なのは、
葉酸、B12、ビオチン、B6です。

葉酸については、2000年に厚生労働省が全国の都道府県、
医師会に対し、妊娠可能な全女性に葉酸の積極的な摂取を
呼び掛けるよう勧告を出しました。

妊娠してからでなく、
妊娠可能な全女性というところがポイントです。

ちなみに厚生労働省は、妊娠を望む女性に
1日0.4mgの葉酸を摂ることを勧めています。

また、ビタミンB12は、
葉酸を働かせるのに欠かせない栄養です。

葉酸とB12はセットで摂るとよいでしょう。

 

ビタミンE
アンチエイジング効果があるとして有名な
ビタミンEは、そのものずばり「妊娠ビタミン」と
呼ばれています。

その効果は、妊娠体質を作るだけ‥ではありません。

妊娠中、そして出産後も、お母さんと赤ちゃんを
サポートしてくれる働きがあるのです。

そしてビタミンEの抗酸化作用は、
卵子のアンチエイジングにも効果があります。
ですので35歳を過ぎた方には特にオススメしたいです!

ビタミンEの「天然型」は「天然」ではありません

ビタミンA
妊娠体質を作るためには、子宮環境を整えるのが
大事なのですが、ビタミンAは子宮環境を整える
働きがあります。

赤ちゃんが欲しいと思ったら
是非摂っていただきたい栄養です。

妊婦さんの多くは、ビタミンAが不足している状態で
あるといわれていて、ビタミン欠乏によって赤ちゃんに
トラブルが発症する可能性がでてきます。

ですが、ビタミンAは摂取するのには注意が必要です。
「子宮環境を整える栄養」ビタミンAの摂り方

天然の食品からか、天然の食品を原料とした
良質なサプリメントから摂ることをお勧めします。

カルシウム
骨や歯の材料はカルシウムだということは、
よくご存知かと思います。

そのため意識的にカルシウムを摂取している方は
多いようです。

カルシウムは、赤ちゃんの発育にとっても欠かせません。

おなかの赤ちゃんはお母さんから30gのカルシウムを
もらって生まれてきます。

出産後は授乳を通して毎日210mgのカルシウムを
もらっています。

その分補充しておかないと、当然お母さんは
カルシウム欠乏症になってしまいます。

摂取の際はマグネシウムと一緒に1:1の比率で
摂取することをオススメします。

摂取量の目安としては、妊娠前は1日600mg、
妊娠中は900mg、授乳期は1100mgは
とっておきたいものです。

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