基本的には氷に賞味期限はありません。
ただ、家庭用の氷は少々難アリではあります。
何かというと、まずニオイ移り。長い期間放置しておくと冷凍庫内のニオイ移りが発生します。
そして、開け閉めによってホコリなど汚れがつきます。また、氷自体が小さくなっていきます。
なぜ小さくなってしまうかというと、
氷室の中は乾燥しているので、湿度を上げようと氷が水蒸気となってしまうからです。
ですが、氷が身を削って(!?)作った水蒸気は、冷蔵庫の機能により排出されてしまうため
また湿度を上げようと水蒸気となり…と繰り返すので、氷は小さくなっていくということです。
ちなみに、固体→液体→気体という順序ではなく、
個体→気体と、直に気体になることを「昇華」といいます。
小さくなった氷、ホコリがついた氷、ニオイ移りが発生した氷…
どれも害はないといわれていますが、、、
それってどうよ。(~_~;)
とにもかくにも、氷に賞味期限はないです。
何千年‥何万年も前にできた北極や南極の氷河の氷も売られていますしね。
どんなお味がするのでしょう。お値段はこんな感じですけど→氷河の氷
でも、、、
“氷は雑菌だらけ”って聞いたことありませんか?
私は、氷が古くなると雑菌が増えるのかと思っていました。
ちょっと違ったようです。
雑菌だらけになってしまう理由は、氷を作る「水」にありました。
水は、冷蔵庫に入れていても腐ります。
冷蔵庫内にある氷を作るための「給水タンクの水」がそういうことです。
氷を作る水は「水道水」がベストとされています。
何故か?
水道水には塩素などが添加されているため、雑菌が繁殖しずらく腐りにくいからです。
では、冷蔵庫に入れている水はどのくらい日持ちがするのかといういと、
水道水→ 1週間~10日
浄水器の水→ 1日
ミネラルウォーター→ 開封後2~3日
というのが目安です。
雑菌やカビつきの氷を作らないために、こまめに水を取り替えていればいいのか、といえばそれだけではダメです。
どんなに綺麗な水を入れても、それを受け入れるタンクなどが汚れていたらハナシになりません。掃除が必須です。
自動製氷機ですと、色々パーツがあるのでとっても掃除が面倒です。
給水タンクはもちろん、ポンプやパイプ、ホースなど、、、水あかぬめりや雑菌、カビが繁殖しやすいので手入れは欠かせません。( 一一)b
私は浄水器の水で氷を作っています。ですがタンク内に貯まっている時間は1日もかかっていませんので、水が腐る前に氷になっていると思っています。
掃除は、タンク類の水洗いはほぼ毎回で、洗剤を使って洗うのは2週間に1回程度。
シーズンオフは氷は撤去し、掃除して庫内収納。
製氷皿(室)は、うちの冷蔵庫の機能に「洗浄機能」が付いているので、それをピッと押すだけで製氷皿と給水パイプを自動洗浄してくれます。
そしてまた氷を作り始める前に、「洗浄機能」をピッとした後、自動製氷機除菌洗浄剤を使って洗浄します。
その後さらにもう一度「洗浄機能」を押して自動洗浄してから氷づくり開始となります。
面倒くさいですよねー。
パーツが多いからホント洗うのが面倒です。もっと簡単に手入れができる方法はないの?と思ってしまいますが、、、、あるんです。
製氷器で作ればいいだけです。(^^;)
面倒臭がりな私、何度“製氷器”に替えようと思ったことか…。
どうして替えないのかと聞かれると困るんですけど、あえて言うなら、氷ができた後、毎回取り出すのが面倒と思ってしまう…;
今年はもう氷を作り始めちゃったので、来年また考えてみます(笑)。
最後に、、、
氷に賞味期限(消費期限)はありませんが、自家製の氷、買ってきた氷にしても、家の冷凍庫で長期保管する場合は、ニオイ移りやホコリなど気になることが発生します。
害はないといわれていますが、気になる方は早めに消費するのがやっぱり良いですね。