ぎっくり腰って完治するのでしょうか??
今回は完治までの期間や、具体的な治し方について詳しく解説しましょう。
ぎっくり腰は完治できるの?完治までの期間はどれくらい?
ぎっくり腰はすぐには完治できません。
というのも、ぎっくり腰を一度発症してしまうと、多くの人は何度も繰り返し発症するようになり、場合によっては慢性的な腰痛症になる場合があるからです。
ですから、本当にぎっくり腰を発症しなくなるような完治という意味では、長期間の筋力アップなどのトレーニングを要します。
一方で、一時的にぎっくり腰の痛みが取れるという意味での完治であれば、
個人差はありますが期間としてはおよそ1~2週間と言われます。
痛みもずっと強いままではなく、徐々に和らいでいくことが多いです。
ぎっくり腰の治し方
基本的にぎっくり腰になって痛い理由は、腰回りの炎症によるものです。
ですから、簡単に言えば腰回りを冷やすことが治し方のポイントとなります。
具体的には、冷やすタイプの冷感シップを貼ったり、氷枕などを腰にあてて冷やすことが有効です。
逆に、暖かいお風呂に入ったりすると「痛みが取れた」と思う人がいますが、お風呂から上がるとまた痛みがぶり返すことが多いです。
これは、お風呂の温かさと、水による浮力で一時的に腰の痛みが取れたように感じるだけで、根本的には炎症を取ることにはつながっていませんから、ぎっくり腰を治すことにはなっていません。
逆にお風呂から上がった時に痛みが強くなることも多いので、ぎっくり腰の時は少しぬるいくらいのシャワーを浴びる程度にするほうが良いでしょう。
また、同じ姿勢をせず常にゴロゴロ動きながら、一番楽な姿勢を取ることが何より大事なぎっくり腰の治し方です。
同じ姿勢は腰に負担となるので、時間が経ったら少し姿勢を変えつつ、最も楽な姿勢を取って、腰の負担を減らすようにしましょう。
この時、つい腰の痛みが取れるのではと考えて、自分なりのマッサージをしたり、ストレッチをしたりする人がいますが、腰へ負担となり逆効果ですからやめてくださいね。あくまでストレッチは、ぎっくり腰が治ってから、再発を防ぐ為に行います。
・いつまでも治らないぎっくり腰は必ず病院へ!
これらの治し方や、完治までの期間を過ぎてもずっと腰が痛い場合は、別の原因があるとも考えられます。
放っておくと取り返しのつかない状況に陥ることもあるので、痛み方などがいつもと違う場合や長期間の痛みがある場合は必ず病院を受診しましょう。