最近 増加傾向にあるといわれている「子供のいない夫婦」。かくいう私もそうですが、老後が不安です。
‥だからって別に、子供がいたからといって自分の老後を子供に負担させようという気はさらさらありませんが、“存在”自体が大切だということを終活を始めてから分かりました。
子供のいない夫婦は、“おひとりさま”と同じです。
どちらかが先に亡くなれば、残った方は死後の後始末をする人がいなくなります。
家で死んだとしたら、腐敗臭やら虫やらわいてご近所迷惑です。自分も、即死ならまだしも、何やらの事情で動けなくなり、何時間も何日も苦しみ続けて死ぬのも耐え難いです(T_T)
なので漠然と老後は老人ホームへ入る気満々でした。
が、、、
老人ホームに入居するにあたって「身元引受人」や「身元保証人」が必要なんです。(※必要ないところもあるようです)
親族など誰かいる方はいいのですが、私のようにだ~れもいない人は泣きです。
こんな私のような人のために、身元引受人になってくれるという有り難い会社が存在します。
ちらっとみたところ、契約時にまず50万前後(葬儀代などは別)かかります。老人ホームなどは身内がいない人はいる人よりも扱いは悪いといわれています。(あくまで噂だと信じたいけど)
そうならないため(?)にも面会をしにきてもらったり、他にもまだ細かい事などやってもらうには更に毎月お金がかかってくるという話も聞きました。(※支払い金額、サービス内容などは会社によって様々だと思います。)
頼る人がいなければ、入院の時、手術の時、介護が必要となった時、認知症になった時、、、
あげれば沢山出てきますが、ヘルパーさんのような企業に依頼せざるおえません。子なし夫婦は老後資金を子あり夫婦より3倍以上貯めておかなければ安心できない‥という記事も読みましたが、その通りだと思います。
すべては「お金」が必要です。
前置きが長くなりました‥
しかも話がそれてます(;~_~)ゞ
いろいろと恐怖心に近い不安なことが多々ありますが、今回は“子無し夫婦の遺産相続”について取り上げてみます。
もし、夫が私より先に死んでしまったら、子供がいないので財産は全部私(妻)が引き継げると思っていました。
はい、何の疑いもなく。
ですが、ある時 真実を知ってしまったんです。
子供がいない夫婦の場合、夫の遺産は夫の親と兄弟姉妹、さらには姪や甥にまでにも渡さなければいけないんです。
きちんと言うと、、、
夫が亡くなった時に夫の親が生きていれば相続は3分の1持っていかれます。
夫の親が亡くなっていた場合は、夫の兄弟姉妹が4分の1、兄弟姉妹が亡くなっていた場合でも甥や姪に持っていかれます。
ちなみに‥ですが、
夫が亡くなった時に親が生きていた場合、3分の1親に持っていかれますが、、、
夫の親の遺産は妻は相続できないんですよぉー。
この何とも言えない気持ちが湧き上がるこの決まりごとを皆様はご存知でしたでしょうか。
夫婦で頑張って買った家や車、老後の資金にと貯めた貯金…。特に子供がいない夫婦は頼るものはお金しかないので頑張って貯めている人が多いことでしょう。
苦労してやりくりして貯めた貯金や財産を、交流の全くない兄弟姉妹、何年も前にお年玉を渡すだけに会った甥や姪に持っていかれるなんて・・・・・。
(小さいときはお年玉、大きくなったら遺産持ってくんかいっ!※心の声)
あ、そうそう、
夫が定年前に亡くなってしまった場合、退職金も財産になるので夫の家族たちにもあげなきゃいけないんですよ~(相続分)
夫名義のマイホーム。
“俺が死んでも住むところには困らないよね。”
なんて、うちもそうですがお宅の旦那様も言っていませんか?
よくある話は、夫の家族たちに遺産を渡さねばならないので、そうするには家を売ってお金にするしかない、ということ。
場合によっては車なども売るはめになり、残された妻は半端ない生活苦が待っている‥とか。
恐ろしいです。
恐ろしすぎます。
この理不尽な遺産相続、何とかならないのか!?
安心してください、
何とかなります。
夫に「遺言書」を書いてもらえば大丈夫です。
全財産を妻に相続させる、と。
効力のもつ遺言書があれば、夫の兄弟姉妹(甥姪)にお金を渡さなくてすみます。
ですが、親には“遺留分”の権利というものがあり、遺言書の内容に納得できなければ裁判所に異議申し立てをして、遺留分として法定相続分の2分の1の相続が認められるんです。
これはもう、親より長生きしてもらうことを祈るしかありません。。。
とにもかくにも 子無し夫婦は遺言書を書いてもらっていた方がいいです。愛する妻の老後資金のためでもありますが、親族のもめごとからも逃れられます。
兄弟姉妹は4分の1となってはいますが、もっとくれという人だっているのが事実です。
(だから もめるんです‥)
効力のもつ遺言書の書き方は、また次回にアップします。
コチラ↓です。
妻に全財産を残す遺言書の書き方(子供がいない夫婦)