ここでいうおデブ(肥満)とは、太りぎみではなく 太り過ぎのコトです。
現在太り過ぎで悩んでいる妊活者はもちろん、高齢妊活の肥満対策としても是非参考にしてみてください。高齢になると脂肪がカラダにつきやすくなりますからね(-_-;)
妊活において障害になる「おデブ」について、今回は3つのテーマでお話します。
おデブは不妊の原因
おデブ(肥満)=不妊 ‥ではないのですが、
「肥満じゃなければ妊娠できるのに」
という方が多いのは事実です。
肥満が原因で、妊娠できにくいカラダになっているという方は間違いなくおられます。
仮に妊娠できたとしてもその後、出産に至るまでも さまざまな問題を引き起こす原因となるのが“肥満”です。
アディポネクチンをご存知でしょうか。
アディポネクチンというたんぱく質を脂肪細胞は作っているのですが、一度太って大きくなってしまった脂肪細胞からは、このアディポネクチンの分泌が減り、動脈硬化を起こすことがわかっています。
そして最近の研究では、このアディポネクチンが肥満で減ってしまうと、卵巣の皮がぶ厚くなり、卵子がうまく育たなかったり、排卵しにくくなるということがわかってきました。
つまり、月経異常、排卵障害など、肥満が不妊の原因となる、ということです。
肥満が不妊の原因といわれる代表が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)です。
肥満になるとホルモンバランスも崩れやすくなります。無排卵になる可能性も「太り過ぎ」の割合が高くなるほど上がってきます。
初期の流産に関しても肥満は流産率が上がります。⇒研究結果
(肥満の人と非肥満の人の年齢差はありません。)
初期の流産は染色体異常が原因であることが多いのですが、この論文の117例の流産の染色体の解析も見てみると、染色体の異常がないものが
肥満の人→58%
非肥満群の人→37%
という結果がでています。
肥満の人は染色体異常がないものが多い、・・・つまり「肥満が原因で流産が起きた」「肥満が流産率をアップさせる」という意味になるということです。
肥満だと、いざ出産の時を迎えても脂肪が産道についていると難産になってしまいます。帝王切開の場合でも、脂肪が厚いと傷の治りが悪く、血栓症などの合併症が起きやすくなるとのことです。
おデブは不妊治療ができない
病院へ行っても、肥満が理由で門前払いされた
という話を聞きます。
何故でしょうか。
それは
「肥満は不妊治療しても意味がない」からです。
肥満の方は上記で述べた通り、排卵障害が多いです。
筋肉注射など、痛い思いを我慢して何度も打ったところで、脂肪が邪魔をして意味がないのだそうです。
おデブさんでも不妊治療で成功している方は正常に排卵があり、注射の必要がない方のようです。
もちろん排卵障害だけが理由ではありません。肥満というものは、それだけ妊娠しにくいということなのでしょう。
脱・おデブ「妊活ダイエット方法」
妊活中の方、不妊治療を頑張っている方の中で、意外に“肥満”を深く考えていない方がおられます。
太ってさえいなければ妊娠、出産ができるかもしれないのに! おデブを治せば、1歩も2歩も、妊娠できる可能性に近づけるのに…!
ものすごくもったいないです。。。
そういわれても、一体どんなダイエットをしたら良いの?
はい、
それは、
健康的なダイエット です。
‥と、コトバでいうのは簡単ですよね。
バランスの良い食事を腹8分目、間食はやめる、毎日電車1駅分は歩く…
誰でも知っていて、
そして続けられない方法です(^_^;)
今回は、
“妊活”にも“ダイエット”にも効果的な簡単飲むだけダイエットをご紹介します。
それは、女性特有の病気にも効果的なプーアール茶です。冷え症の方にもおススメな中国茶です。プーアル茶は茶葉を発酵して作られているので、身体を温める作用があります。
他のお茶に比べて、ダイエット効果や妊活(健康維持)に良い成分が沢山含まれているので一石二鳥です。カフェインの量も少ないのが◎
カフェインというと、敬遠されてしまいがちですが、実はダイエットに必要な役割をもっています。
“脂肪の分解を促進する酵素(リパーゼ)を活性化する働き”がそのひとつです。
他にも
・筋肉収縮効果があり、筋肉疲労に良い
・心臓に刺激を与え機能をよくし、持久力もつく
・偏頭痛緩和の作用
・集中力アップ
・脳卒中の危険性を減らす効果
などメリットもあるんです。
カフェインがデメリットにならない量を知っておくことが大切ですね。
一日300mgまでのカフェインは妊娠への影響はないと言われています。
コーヒーですと約3杯分です。
* カフェインの目安(150mlあたり) *
コーヒー…90mg
玉露 …180㎎
煎茶 …30㎎
緑茶 …30㎎
紅茶 …30㎎
そして、プーアール茶のカフェインの含有量はというと、実は製造方法で含有量が異なります。
プーアール茶は生茶と熟茶の2種類があります。
生茶の場合、緑茶と同じくらい(150mlあたり30㎎ほど)のカフェインを含んでいます。
熟茶や長期保存したものは、発酵によってカフェインの量はより少なくなります。
プーアール茶は中国産が多いので懸念される方が多いですよね。
製造工程や管理などがずさんな場合が多く、カビ臭がしたり混入物があったりと色々言われています‥。
やっぱり→安心・安全な国産プーアール茶を ここではおススメさせていただきます。土づくりにまでこだわって栽培されたお茶です。
妊活ダイエット、まずは、いつものコーヒーや紅茶をプーアール茶に変えてみてはいかがですか?
追記
スウェーデンの赤ちゃん150万人を調査した結果、太った女性から生まれる赤ちゃんは病気になりやすいということがわかったそうです。
肥満の妊婦さんから生まれてくる赤ちゃんは未熟児になりやすく、深刻な疾病になる確率がグンと高くなり、最悪の場合は死に至るということも‥。
未熟児は、母体からもらう免疫体の量が少ないため細菌やウイルスの感染から身を守る力がかなり弱いです。なので感染を受けやすい上に、一度感染してしまうと重症になり、生命の危険を招いてしまうのだそうです。
未熟児になってしまう確率は、標準体重の女性と比べ、体重過多の場合は25%、極度の肥満の場合は60%にもなります。
体脂肪率35%以上の場合、未熟児になるリスクは3倍にもなることが明らかになっています。
結局のところ、
妊娠する前も妊娠中も、「太り過ぎ」はよくないです。
自分の為だけではなく赤ちゃんの為でもあると、気持ちを新たにダイエットを始めてみてはどうでしょうか。
手軽にお金をかけず、妊活に最適で簡単な運動を紹介しています。
→運動不足は不妊原因にも。妊活には骨盤歪みと血流改善運動(お手軽)