加齢によって、目のピント調節機能が悪くなるのが老眼です。年齢を重ねることで‥、目の中にあるレンズが硬くなることで、ピントが合いにくくなっていきます。
では、老眼鏡と拡大鏡の役割を見ていきましょう。
老眼鏡は、
ピント調節機能を助けて、近くのものが見えやすくなるようにするための眼鏡です。目の中のレンズ、水晶体の働きを手助けするのが老眼鏡の役割なんです。
拡大鏡は、
物を拡大して映すことが出来ます。
老眼でなくても細かい作業、裁縫や精密作業をするときに使われることもあります。
拡大鏡で映すと、2~3倍の大きさに拡大されるため小さなものも鮮明に見えるようになります。小さなものを大きく映すのが拡大鏡の役割で、ピント調節の機能はありません。
老眼鏡と拡大鏡の違いは役割の差にあります。
老眼鏡と拡大鏡どっちを使うべき?
老眼によって目のピントが合いにくくなっている人には、老眼鏡がおすすめです。
ただ、老眼鏡をかけても小さな文字が見えにくい、細かい作業に支障があるといった場合は、老眼鏡と拡大鏡のダブル使いが良いです。
老眼鏡で目のピントを合わせて拡大鏡でものを大きく映せば、驚くほど綺麗にものを見ることが出来ますよ。
最近では老眼鏡の上からかけられる拡大鏡も販売されていますので、二つを使っている人も多いです。
近くのものがしっかり見えて老眼鏡が必要ない人は、拡大鏡だけを使うのもアリですね。
自分の視力がどの程度なのか、老眼が始まっているのか、まずは自分の目の状態を知ることが大切です。
老眼鏡が必要な人はまず老眼鏡から
拡大鏡はあくまでも、ものを拡大して見るものであることを忘れてはいけません。
老眼になっていて、手元のピント調節が出来ない人が拡大鏡を使っても、ぼやけた像を拡大するだけなんです。
拡大鏡の役割は大きくすること、老眼鏡の役割はピントを合わせること、この二つの違いを頭に入れておきましょう。
老眼鏡は度数によって、拡大鏡は倍率によって見えかたが変わります。老眼鏡は度数が強くなればなるほど見える距離が近くなります。老眼がまださほどきつくない人は、度数の弱いものを選ぶようにしましょう。度数の合っていない老眼鏡を選ぶと、疲れ目の原因にもなりますからね。
拡大鏡の倍率が大きいものはピントが近く、倍率の小さいものはピントが遠くなるようになっています。2倍の拡大鏡だから、ものの大きさが2倍に見えるというわけではありません。
合わないものを使うと、視力低下の原因にもなりますので、自分の目に合ったものを選んで下さいね。