日本の象徴とされる花、「桜」ですが、
種類はなんと600種類以上にものぼるそうです。
そんな数ある種類の中でも
有名なものをピックアップして、開花時期とその名所を
桜の花言葉とともにお届けしたいと思います。
今年のお花見の場所は、桜の豆知識をちょっと取り入れて
探してみるのもいいかもしれませんね(*^-^*)b
ソメイヨシノ (染井吉野)
花の色:淡紅白色
日本の桜といえば8割がたこの桜が観賞用とされています。
桜前線の開花予想は、このソメイヨシノを主としています。
江戸時代後期に染井村の植木職人たちが「吉野桜」の名づけたのが始まりで、
明治時代には、染井村の吉野桜ということから「染井吉野」と改めて名づけられました。
開花時期は4月上旬
ソメイヨシノの花言葉は、「純潔」「優れた美人」
日本一と称賛されているソメイヨシノ名所は
→弘前公園(青森県)
シダレザクラ (枝垂れ桜)
花の色:白色~紅色
長寿の桜として有名です。
枝が柔らかく、長く垂れているものが枝垂れ桜です。
別名“いと桜”。「京都府の花」に指定されています。
開花時期は3月下旬
シダレザクラ の花言葉は、 「優美」「ごまかし」
シダレザクラの名所は京都から選んでみました。
→円山公園 『祇園枝垂桜』(京都府)
ヤエザクラ (八重桜)
花の色:白色~紅色
特定の品種の名ではなく、八重咲きになるサクラの総称です。
野生の山桜に対し、栽培されているのが里であることから
「里桜」とも呼ばれています。
花びらが10~50枚ほどあり、ぽってりとした花が特徴的です。
開花時期は4月上旬
ヤエザクラの花言葉は、「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」
「日本さくら名所100選」にも選定されたヤエザクラの名所
→静峰ふるさと公園の桜 (茨城県)
八重桜の一種で、ソメイヨシノの時期より後で咲く、
ギョイコウ (御衣黄)
花の色:緑色~黄緑色
ピンク系ではなく、淡い黄緑色の花を咲かせます。
これは葉緑体が花弁の中にあるからです。
満開時になると、花の中心部から筋状に
紅色に変わっていくのも特徴です。
開花時期は4月上旬
ギョイコウの花言葉は、「永遠」、「優美」
ヤマザクラ (山桜)
花の色:白色~淡紅色
日本の野生の桜の代表的な種です。
見た目がソメイヨシノと同じように見えますが、
ヤマザクラの特徴は、開花時期とほぼ同時に葉も出ています。
桜の中では寿命が長く、大木になります。
和歌にもよく登場する桜です。
開花時期は4月上旬
ヤマザクラの花言葉は、「あなたに微笑む」「純潔」「美麗」「高尚」「淡白」
福井県の名所地として指定されている→神子の山桜
ソメイヨシノより早く咲き始める
カンザクラ (寒桜)
別名ガンジツサクラ(元日桜)とも呼び、名前の通り寒い時期から咲く花です。
カンザクラはヤマザクラとカンヒザクラ(寒彼桜)の雑種です。
だからでしょうか、同じ花言葉を持っています。
伊豆半島が名所になると思います。
→修善寺寒桜
開花時期は1月~3月
カンザクラの花言葉は、「気まぐれ」「あなたに微笑む」
同じく3月に満開を迎える河津桜もあります。
この6種類を覚えておくだけで
ちょっと桜を知った気になりませんか?(笑)
桜にもそれぞれ花言葉があったりするんですね。
フランスでは桜の花言葉は
「私を忘れないで(Ne m’oubliez pas)」なんだそうです。
桜がすぐに散ってしまう様子が儚く、
別れを選んだ恋人の心情も合わせて この花言葉になったのだとか。
もし色々と興味が出てきたら、
桜について調べてみるのも面白いと思いますョ。
何か覚えた後にその桜をみると、
また違った感覚でお花見ができるかもしれません。