ギリシャ語のトコフェロール(子供を産む力を与える)という名前を持つ
ビタミンEですが、名前の通り不妊治療に効果があるとされています。
精巣の機能を高め、精子の数を増やす効果があるため、女性にだけでは
なく男性にも効果的なので、妊活されている方には必須のビタミンで
おなじみですよね。
妊娠体質に改善するためには、血液の循環がとても重要です。
不妊の原因「冷え」も関わってきますし、血液の流れを良くして、
栄養やホルモン伝達物質を全身に運ばなくてはならないからです。
ビタミンEには血管を拡張し、血行を良くする力があります。
さらに、抗酸化作用があるので、身体を錆びさせて老化させる
活性酸素をやっつけてくれます!( ̄^ ̄)b
別名「若返りビタミン」といわれているのは、
この働きからでしょうか。
さて、そんなビタミンEを摂取してる方は多いかと思います。
妊活されている方であれば、無添加で天然ものを探している人も
多いでしょう。
そこで注意していただきたいのが、
ビタミンEの天然型と天然は違います
ということ。
ビタミンE(医薬品)には、タイプが3つあります。
合成(dl-α-トコフェロール)、天然型(酢酸d-α-トコフェロール)、
そして天然(d-α-トコフェロール)です。
天然は、天然型と違い、酢酸をつけずに安定化させたもので
製剤技術の工夫が必要となります。。。
合成や天然型よりも効能が高く、身体の基礎代謝は天然型よりも
高めてくれます。
ビタミンEを選ぶときは、体にきちんと吸収される
天然(d-α-トコフェロール)をチェックしてみてくださいね。
↓
d-α-トコフェロール
▼ビタミンEが含まれている食べ物も紹介▼
アーモンドや落花生などには比較的多く含まれています。
他、かぼちゃ、ほうれん草、うなぎ、いわし、たらこ、卵、
木綿豆腐、レモン、キウイなどです。
ビタミンEの摂取量/1日は成人8mg。上限量は800mgとなっていますが、
効果を得るためには、1日最低100mg-300mgは必要とされています。
1日300mgほどを2週間毎日摂ると、血中のビタミンEの濃度が
最も高まるというデータがあります。
例えば、食べ物から目安量の8mgだけを摂ろうとするなら、
カボチャ1/4、ほうれん草は1.5-2束、木綿豆腐では5-6丁…となり、
300mgとなれば、、、Σ( ̄□ ̄!) 非現実的です。
ビタミンEはサプリメントで補うのが良いと思います。
また、ビタミンEの抗酸化力はビタミンCと一緒に摂ると、効果が
最大限に発揮されます。いろいろな角度からみれば、やはり
マルチビタミン・マルチミネラルのサプリで摂るのがより効果的
でしょう。
ビタミンEの副作用について
サプリメントを摂るにあたって、副作用がやはり気になる方も
おられると思います。
ビタミンE
ビタミンEは、過剰摂取したとしても副作用を起こすリスクは低い
という報告がされています。 ただ、外科の手術を受けた人や
ビタミンK欠乏症の人などが摂りすぎた場合には、血液が固まり
にくくなることはあるそうです。
健康な人がビタミンEを摂りすぎたとしても、大きな副作用が起きた
という報告はほとんどありませんが、やはり個人差はあると思います
ので、摂り過ぎには注意してください。