新社会人たちの驚きの行動というのは昔からぼちぼち聞きますが、現在の新社会人と言えば、いわゆる “ゆとり教育” を受けて育った「ゆとり世代」の方々が新入社員として入社してきます。
そんな彼らとの世代間ギャップに困惑する企業が増えているそうです。
ゆとり世代の全員がそうではありませんが、社会人として非常識な人間をつくってしまった“ゆとり教育” の一部にも触れてみたいと思います。
新入社員の苦笑エピソード
言葉遣いのエピソードは多いです^^;
●上司に向かって「うん、うん」と相づちを打つ
●お客様に対して「え?マジですか?」といって、クレームの原因になった。
●ですねじゃなくて、っすねが敬語だと思っていたことにひいた。
●上司、先輩かまわず『マジ』や『ガチ』という言葉を連発。
●新人研修で「僕にモノを教えるとか、10年早いっす」と真顔で言っていた。
●電話を上司に取り次ぐ時に、「突っ立っているとこ申し訳ないんですが」と。
(敬語を間違えたんだね‥。)
●全社員300人位の前で行う自己紹介で「みなさん宜しく。」と言って終わった。
(宜しくお願い致します、って言おうよ。)
●大先輩に仕事を教わり、終わろうとした時、「ちょいちょいちょいちょい!
ちゃんと教えて下さいよ!」とキツい口調で呼び止めていた。
(ちょいちょいちょい!‥笑)
●電話口で、名前が聞き取れなかったらしく、「あの……誰をご指名ですか?」と。
(…キャバクラじゃないよ。)
●電話応対で身内に敬称を付けて呼んでいたので、呼び捨てにするように言うと、電話以外でも社内で課長のことを呼び捨てにしていた。
親離れができていない人も多いようです。
●出勤初日に母親が同行、社内ツアーまでしていった。
●休日出勤の話をしたら「母に聞いてから出られるかお答えします」と返された。
●母親から「息子の乗った電車が遅れてるらしくて…」と会社に連絡が来た。
ママに電話する前に会社に直接連絡をしよう。
打たれ弱い人も多いんですってね。
●上司に怒られる度に、1時間トイレにこもる新人がいました。
●注意するといちいち泣く。
●ちょっと注意した次の日から無断欠勤。 電話したら親が出てきて、
娘がいじめられて電話に出れる精神状態じゃないと文句を言い始めた。
まだまだあります、、、
●指示した資料と違う物を使用してデータ入力していたので指摘すると
「でも合ってるから大丈夫です!」とやや逆ギレ気味に反論された。
合っているかどうか決めるのはあなたじゃない。
●新人が担当するプロジェクトの重要な会議の日に「その日は誕生日だから休みます!
先輩代わりに出てください!」とさも当然の権利かのように主張してきた。
●お客様の前でスマホでメモ。
●朝礼中ずっとスマホいじり。
●「5分くらいの遅刻ならOKですよね?」と聞かれた。逆になぜOKだと思ったのか聞きたい。
●入社3日目で有給を申請してきた。
半年経たないと有給はもらえないから欠勤になるよと教えてあげた。
●「独身の男いないんで辞めます。」
●ゴミ捨て頼むと「めんどくさい」と言われた。
●注意したら言われました 「オレ ケンカ強いスよ」
●8月は夏休みだと思っている。
●履歴書の写真にマスクつけていた。
●宛名に御中をつけるように言ったら「want you」とかいた。
●初日の業務報告に「自己紹介があってドキドキ!」とあった。
日記じゃないって・・・。
●クレームへの謝罪文を送らせたら顔文字だった。
●書類の整理など「私らしくない」と拒否。
●有限会社を(有)と領収書にかくように言ったら「U」とかいていた。
●ミーティングの後片付けをしない。どうして手伝わない?といったら
「手伝ってと言わなかったじゃない」だって。
●歓迎会で、終わりに「みなさん私と番号交換してくださいー!」といって一同ドン引き。
お友達じゃありません。
●この間の歓迎会、つまらなかったんでこの先飲み会があっても誘わなくていいですからって言ってきた。
●室内の造花に水やりしてた。 ・・・生花と間違えたんだよね?(笑)。
マイペース(?)で打たれ弱い人間をつくったのは “ゆとり教育”
「ゆとり教育」とは、落ちこぼれをなくそう、個性を大事にしよう、というスローガンで行われた教育です。文部科学省主導のもと、これまでの「詰め込み型教育」という指導方針が一変されました。
そして学校は、ゆとり教育として優勝劣敗、弱肉強食を避けるために、順番をつけない、競争をさせないという教育を始めます。。。
ですが、そもそも技術や物事の向上にしたって「競争力」は必須です。この競争力をつけるためには“競争する”ことでしか養われないのではないでしょうか。
運動会では競争しない学校もあります。テレビで見てビックリしました。そこまでしないにしても、運動会の徒競争ではあらかじめ配慮されていて、事前にグループ分けして走るそうです。こうすることで遅い子でも1番になれたりします。
出しものは全体の出しものしかない。
ソロパートなんてもちろんありません。
競争心もなく、平和でのんきのんびりな日常となりますね。
ゆとり教育で通知表も変わりました。「絶対評価」という個人がどれだけ頑張って伸びたかを評価するものです。
以前の制度は「相対評価」だったので、個人が頑張ってどれだけ成績が伸びてもクラス全体の成績が良ければその子の通知表の評価は変わらない‥という事もありました。
なのでゆとり世代は、そこそこ頑張っていれば認められると思いがちなのは ここからきているのかもしれません。
ゆとり教育として、掛け算の九九を選択制にした小学校があるそうです。
「掛け算九九を覚えますか、覚えませんか」と聞いて、「覚えない」を選んだら遊ばせておくのだとか。遊びの中から発見することを期待したそうです。(どう遊んだら九九を発見できるんだろう…)
詰め込み教育で育った世代からみると、ゆとり教育の実態は目からウロコなことがまだまだ沢山あります(^-^;
詰め込み教育で育った世代が社会の基盤だったのが、今や、必死で詰め込む苦労をせずに成人した人が社会の基盤となっています。どこかに甘さがあると感じずにはいられません。それが社会人として失格だと思わせる行動が多い原因なのかもしれません。
もちろん、ゆとり世代の全員がそうでは決してないのですが、そんな人たちが多い、昔と比べて増えている、ということです。
最後に、、、
新入社員が入ってくる季節は、自分も先輩としてしっかりしなければという気持ちを引き締めなおす季節でもありますよね。
自分も新人だったころの苦い失敗を思い出しながら、新入社員の指導にあたってください・・・☆
今年はどんな苦笑するエピソードに出会えるでしょうか・・・!?