黒いトンボみたいな虫をみて、何かメッセージでもあるのかな?なんて思ったことはないでしょうか。虫の知らせ、じゃないけど何かスピリチュアルな意味あいを知りたい方は読み進めてみてください。
黒いトンボが運ぶスピリチュアルなメッセージとは
スピリチュアルな観点から見ると、トンボと黒色は共に肯定的な象徴とされています。
黒いトンボがもたらすスピリチュアルなメッセージは、大きな変化に臆せず、未知の領域に勇敢に進むようにというものです。これは新しい挑戦にためらわず、変化を受け入れて前に進むことの重要性を示唆しています。
スピリチュアルではトンボは大きな変化の予兆
スピリチュアルの視点から見れば、トンボは大きな変化が訪れる前触れとされています。
この考え方の背景には、トンボが成虫に変化するまで (水中で幼虫として生活し、その後羽化して大きな変容を遂げること)が関連しています。また、下記の通りトンボは幸運や成功の象徴でもあるため、良い変化が訪れる前触れと考えられています。
トンボのスピリチュアルな意味とは
黒いトンボに限らずですが、トンボは勝利や幸運の象徴とされています。
トンボ全般が長らく縁起の良い存在であり、勝利や幸福の象徴とされてきました。かつては「勝ち虫」とも呼ばれ、日本の武将の鎧や兜によく使われたデザインのモチーフとして珍重されました。トンボは前進するだけで決して後戻りしない、ということから勝利のシンボルと見なされていたのです。
そんなわけで、戦国時代ではトンボを見ることが戦勝の前兆と信じられていたことから、非常に縁起が良い生き物とされました。スピリチュアルな側面からも、トンボは高いエネルギーを持つ昆虫と見なされ、霊的な意味を持つ存在とされています。
スピリチュアルでは黒は未知や神秘・無意識の象徴
黒は不吉な印象を持つことがある一方で、スピリチュアルな世界では未知、神秘、無意識を象徴する色と見なされます。
白とは対照的に、黒は光が全く届かない真っ暗で闇に包まれた状態を表現します。白が新生を象徴する一方で、黒はまだ何も形作られておらず、未知で未成熟な状態を示しています。黒がもたらすスピリチュアルな意味合いには、内に秘めた未知の才能や潜在能力などが含まれています。
黒いトンボの縁起
一般的に、黒は喪や弔意を象徴する色と考えられています。そのため、黒いトンボを見ると、不吉な兆しと感じる人もいるかもしれません。しかし、日本には黒いトンボを不吉とみなす伝承は存在しないため、安心してください。
黒いトンボは神様トンボ
黒トンボ(ハグロトンボ)は、一部の地域では「神様トンボ」とも呼ばれており、古くから神聖な存在として尊ばれてきました。ハグロトンボが「神様トンボ」と呼ばれる理由は、おそらく以下の2つです。
- 草などに止まったとき、その羽を閉じる仕草が、祈りを捧げるときの手を合わせる形に似ていることから。
- 通常のトンボよりもゆっくりと動き、捕まえやすいため、子供たちに無駄に捉えずに生命を尊重するように教えているようだから。
黒いトンボはご先祖様の化身
昔から、多くの地域ではお盆の時期になると、ご先祖様がトンボに乗って帰ってくると言われています。 黒トンボ(ハグロトンボ)はご先祖様の化身と信じられている地域もあります。ハグロトンボがお盆の頃によく見られることから、ひらひらと飛ぶ黒いトンボがかつての人々にとってはご先祖様の再生と考えられたのかもしれません。
西洋ではトンボのイメージが違う
日本では、トンボ全般(黒いトンボを含めて)縁起の良い生き物とされていますが、ほぼ真逆のイメージが西洋では広がっています。トンボは英語で「ドラゴンフライ」と呼ばれますが、西洋では架空の生物ドラゴン(竜)は悪魔の使者とされるのです。
また、トンボの長く細い尾は、西洋では魔女の杖と結びつけられ、日本とは異なり縁起の悪い生き物と見なされています。
黒いトンボの夢占いの意味とは
黒いトンボの夢占いの意味は、夢の内容によって異なる解釈がされます。
嫌な感情を抱く夢の場合、これは総合的な運勢が低下する兆しであり、仕事、健康、恋愛などのトラブルの可能性を示唆しています。注意深く行動し、自身の身の回りに気を配ることが大切です。
一方、楽しい夢の中で黒いトンボが登場する場合、これは未知の分野で新たな可能性や変化が訪れる予兆であり、将来に期待が持てることを示しています。
黒いトンボみたいな虫の名前と特徴
上記写真はハグロトンボという名前のとんぼです。黒いトンボみたいな虫、、と思っていた虫ではないでしょうか?
名前の通りトンボの仲間となります。種類はカワトンボ科に属していて、ホソホソトンボという別名があります。
生息地は東アジアや北米、日本国内では本州・四国・九州・屋久島で広くみられるトンボです。
黒いトンボの見た目の特徴
ハグロトンボのオスは、鮮やかな緑色でメタリックな光沢のある胴体を持っており、雌雄の識別にはこの胴体の色が大きなポイントです。しかし、胴体以外の部分、例えば羽、頭、足などはすべて真っ黒ですので、一見すると黒いトンボとして認識されることがあります。
一方、ハグロトンボのメスは、胴体が濃い茶色から黒色で、全身が真っ黒いトンボなので見分けるのが難しいことがあります。メスはオスよりわずかに大きいことがありますが、その差はほとんど感じられません。
黒いトンボの出現時期
蝶のように舞いながら飛ぶハグロトンボは、成虫として観察される期間は5月から10月まで続きます。ハグロトンボの幼虫は6月から7月にかけて水辺の植物で羽化し、成虫としての活動を始めます。最も多くの個体が観察されるのは7月後半から8月で、特にお盆の時期がピークです。
黒いトンボがみられる生息地
主な生息地は以下の2つです。
1. 茂った森や林
ハグロトンボは、水辺で幼虫として育つ段階では、薄暗い環境を好む傾向があります。森や林の中で黒いトンボを見かけた場合、それは若い個体である可能性が高いです。
2. 日当たりの良い、緩やかな流れを持つ川の近く
成熟したハグロトンボは、再び明るい水辺に戻り、草や石の上にとまって縄張りを形成し、交尾のための準備をします。交尾が終わるとメスは水辺の水草に卵を産み付け、次の世代へと生命を継承します。
最後に
黒いトンボについて、スピリチュアルなことや夢占い、名前、種類、生息地などまとめて紹介しました。
神秘的な生き物と考えられている蝶のように優雅に飛ぶ黒いトンボ。出会った時はその込められたメッセージを受け取ってみてください。